天才詩人・スピッツ草野マサムネは桑田佳祐に憧れている?2人の音楽性の違いを解説!

2019年10月8日

 

今日は、君が知りたがっているであろう、草野マサムネについて話してやろう。

 

独特な世界観と発想力から、天才詩人と表されることもある草野マサムネだが、サザンオールスターズの桑田佳祐に憧れているという話は知っているだろうか?

 

音楽性も雰囲気もまるで違うが、草野が惹かれる桑田佳祐との関係は定かでないが、それぞれの音楽性について比べてみるとしよう。

 

スピッツの音楽性

 

スピッツと言えば、草野マサムネの透明なボーカルと、少年のような雰囲気であろう。

 

しかし、もちろんそれだけでなく、なんと言ってもスピッツの音楽を支えているのは、草野が放つ、独特の世界観である。

 

普段から妄想する癖があり、頭の中に10も20もパラレルワールドが広がっていると話していた草野は、脳内妄想をフルに活かして独自の音楽を生み出していると言えよう。

 

引用元:https://matome.naver.jp/odai/2139456962789138501

 

スピッツの音楽が他の誰にも似ていない、何者にもマネすることができないのは、そのためであろう。

 

本人が「むっつりスケベ」と言っているように、草野の歌詞には不思議な変態性や歪みもある。

 

しかしながら、草野が歌い上げると変態性すらも美しく昇華されてしまうから素晴らしい。

 

理想と現実、幻想の狭間を行き交う、草野ならではの世界観は、聴くもの全てを圧倒する。

 

スピッツの軌跡

 

スピッツは、大学時代に出会った草野と田村明浩、その幼なじみである三輪テツヤ、三輪が専門学校時代に出会った﨑山龍男という4名で編成されている。

 

スピッツが結成されたのは、4人が上京してきた1987年はバンドブームの最中。

 

当時は今と違いパンクバンドを組んでいたが、草野が通っていた美大の音楽サークルはハイレベルで、メジャーデビューを決めるバンドが数多くいたようだな。

 

スピッツもバンドブームに乗り、精力的に活動していたが、この時期、まだ無名であったMr.Childrenとの共演も果たしているというから驚きである。

 

また、今でも知られている奇妙なタイトルの楽曲「うめぼし」や「おっぱい」は、この頃すでに誕生していたというから、草野の才能には目を見張るな。

 

引用元:https://news.aol.jp/2016/04/25/spitz/

 

スピッツがメジャーデビューを果たしたのは1991年の「ヒバリのこころ」だが、軌道に乗るまでには「ロビンソン」まで、実に4年もの歳月がかかった。

 

好きな音楽では売れないと判断し、1993年には初めて外部との共同制作に踏み切るが、これがスピッツの運命を大きく変えたといってよいだろう。

 

1995年「ロビンソン」の大ヒット以降、「涙がキラリ☆」「ハチミツ」など、様々な楽曲がヒットしていき、ついにスピッツはその名を世間に知らしめたのだ。

 

桑田佳祐の音楽性

 

桑田佳祐と言えば、ハスキーボイスで、時にがなるように歌い上げる、特徴的なアーティストだ。

 

草野マサムネの透明なボーカルとは真逆とも言える、決してきれいな声とは言えない歌手だな。

 

しかしながら、桑田佳祐が奏でるメロディは常に独創的で、渋みのあるボーカルが独特の世界観を作り上げていることは確かであろう。

 

桑田は、青山学院在学中に結成した「Southern All Stars」のフロントマンとして、1978年にデビューを果たしている。

 

引用元:https://fujimon-sas.hatenadiary.jp/entry/2016/02/20/080923

 

デビュー曲「勝手にシンドバッド」は未だに人気のある曲だな。

 

そして、続けざまに「いとしのエリー」で大ヒットし、紅白にも出場するなど、勢いは衰えなかったようだ。

 

また、他アーティストへの楽曲提供を行ったり、ソロ活動を行ったりと、バンドとしても個人としても、非常に才能溢れる人である。

 

しかし、桑田と言えば問題発言も多く、世間を騒がせることもある。

 

長い間放送禁止とされてきた曲をテレビで披露したり、政治的な発言を行ったりと、普通のミュージシャンとは一線を画すると言えよう。

 

さらに、桑田の過激な歌詞は、卑猥だと問題視されることも多いな。

 

あまり問題を起こさず、優等生タイプにも見える草野マサムネとは、まったく違ったタイプなのだ。

 

歌い方はもちろん、行き方においても、大きな違いがあるようだが、どちらも素晴らしいミュージシャンということには変わりないであろう。

 

桑田佳祐の奇跡

 

そして、桑田佳祐もまた、不遇の時代を経験しているぞ。

 

デビューしてからとんとん拍子に人気が出て行ったサザンオールスターズだが、デビュー曲の「勝手にシンドバッド」のイメージが強く、似たような曲を求められることに反発した桑田は、自分たちのやりたい音楽を追究。

 

しかし、やりたい音楽と売れる音楽との隔たりを感じ、デビューまもなく「休養宣言」をしてしまうのだな。

 

そして、復帰後に作成した楽曲は、非常によく作り込まれた、クオリティの高いものであった。

 

しかし、音楽の世界は入れ替わりが激しい。

 

ひとたび表舞台から姿を消した人気バンドなど、帰れる場所もなかったようだな。

 

その後、サザンはしばらく鳴かず飛ばずでくすぶることとなるが、ここへきてようやく、桑田は売れるための音楽作りに取り組むようになったのである。

 

そして、そうなってからの桑田は、出す曲出す曲がヒットし、文字通り売れる音楽を作り続ける。

 

世の中、どんなに努力をしても芽が出ない者たちが大勢いる中、こうと決めたら売れる音楽を作り続けられる草野も素晴らしい。

 

草野マサムネと桑田佳祐はタイプこそまったく違うが、音楽を続けていくために、自分のやりたい音楽を断ち切った、という点では共有しているのではなかろうか?

 

平井堅が語る「草野マサムネ」と「桑田佳祐」の魅力

 

草野と交流の深い平井堅は、両者について言及している。

 

草野マサムネに対しては、歌のうまさに気付かせない巧みさがあると。

 

引用元:https://sites.psu.edu/tzblog/2015/10/10/%E5%B9%B3%E4%BA%95%E5%A0%85%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/

 

草野はあまりテクニックを使わずにさらりと歌う傾向にあるが、それがかえってスピッツのよさを引き出しているという、平井堅ならではの視点であろう。

また、桑田佳祐については、独特のハスキーボイスに憧れを持ち、あらゆるジャンルの曲に対応できる歌唱力がすごいと言っているぞ。

 






















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Posted by jopper