トップ下として覚醒した山村和也は日本代表に正直いらない?嫁やジャンプ力まで公開!
2017シーズンのJ1リーグにおいて、一番のサプライズとも言われているのがセレッソ大阪の山村和也の活躍である。
少年時代以降の経歴については実に素晴らしい。
ロンドンオリンピックで大旋風を巻き起こした日本代表のメンバーでもあり、その将来は約束されたかに見えた山村であったが、プロ入りして以来は大きなインパクトを残せずにくすぶっていたのが実情だ。
そんな山中和也が今シーズン新しいポジションであるトップ下を任された事によって覚醒した。
もともと高いポテンシャルを持っていた山中の能力はどの様に引き出されたのであろう?
そして、覚醒した山村の日本代表の日本代表入りについて、サッカーファンの間では大きな話題になっている様である。
「代表には正直いらない」という意見もあれば、「山村こそ代表に必要」という意見もあるそうだ。
今回はそんな山中和也について、日本代表の可能性から、その経歴やプレースタイル、プライベートな話題までまとめて聞かせてやろう。
【目次】
【山村和也】大卒ルーキー鳴り物入りで鹿島に加入
山村和也のサッカー選手としての経歴は非常に華々しいものである。
長崎市出身の山中は、国見中学、国見高校というサッカー名門校で育った。
国見高校時代にディフェンダーに転向し、全国高校サッカー選手権にも出場している。
当時から年代別日本代表であるU18にも選出され、その中心メンバーとなってもいた。
大学もサッカーの名門流通経済大学でプレー。
この時には大学生としては異例のA代表選出という経験もしている。
2012年山村は大卒ルーキーでありながら、即戦力としての活躍を期待され鹿島アントラーズに加入。
この時に山村についた背番号は4。
こんな所にも山村に鹿島アントラーズがどれだけの期待を込めていたかが良く表れているな。
加入1~2年目の山村は主にセンターバックで起用され、クラブの期待に応えるべく奮闘した。
しかし3年目以降は新加入選手とのポジション争いに敗れ、山村の居場所は次第に鹿島からは無くなっていった。
例え山村の過去の実績が素晴らしくとも、プロの世界に入ってくる様な選手はいずれも才能に溢れた者ばかりであろう。
そして厳しいポジション争い。
一時としてポジションを確約された選手はいないこの世界。
山村和也もそうした世界の中で徐々に輝きを失いかけていたのであるな。
【山村和也】J2セレッソ大阪への都落ち
2016年山村和也は出場機会を求め、当時J2で戦っていたセレッソ大阪に完全移籍する事となった。
J1の常勝クラブからJ2への完全移籍である、これはまさに都落ちと言っていいだろう。
しかしここでも山村はポジション争いを強いられることとなる。
山村和也の加入と同じ時期にセレッソ大阪からドイツブンデスリーガへ完全移籍していた山口蛍がシーズン途中にまさかのセレッソ大阪へ出戻ってきたのだ。
セレッソ大阪でボランチとしてレギュラー出場していた山村のポジションはあっけなく山口蛍に取って変えられてしまった。
何という運命のいたずらであろうか。
セレッソ大阪はJ2リーグを勝ち抜きJ1昇格を決めたものの、山村和也にとっては決して満足のいくシーズンとはならなかったであろう。
【山村和也】トップ下へのコンバート、そして覚醒
2017シーズンをJ1で迎える事になったセレッソ大阪は、新監督としてクラブOBでもあるユン・ジョンファンを韓国から招聘する。
ユンはサガン鳥栖でもJリーグ監督の経験があり、その実績は高く評価されていた。
そして、このユン監督が山村和也に新境地を開かせるのである。
「君をもっと前のポジションで使いたい」
シーズン前のキャンプで山村はこう告げられたという。
ボランチの前、つまりそれはトップ下の事を指していたのだ。
山村和也のプレースタイルの中での強みは「ボールの収まりの良さ」である。
その為、相手プレッシャーに対しても慌てることなく、安定してキープ出来る上に味方へのパスの質も非常に高い。
また、センターバックをしていた頃からジャンプ力に優れ、身長186㎝という高さも活かし空中戦にも抜群の強さを誇っていた。
ユン監督はこうした山村のプレースタイルや特性をトップ下で起用するという、これまでどの指導者も思いつかなかった采配を実践したのだ。
結果、このコンバートは大成功したと言えるであろう。
山村和也はトップ下という新しいポジションを得た事で覚醒した。
新しいタイプのトップ下として、今では他クラブの警戒を一気に受ける選手となったのだ。
【山村和也】日本代表に「正直いらない」選手なのか?
山村和也の活躍もあり、セレッソ大阪はJ1昇格初年度にも関わらず大変好調である。
そうなってくると当然、山村の日本代表入りの是非については議論される事になってくる。
現在ワールドカップのアジア最終予選でも佳境を迎えている日本代表チーム。
現日本代表監督ハリルホジッチの代表メンバー選考基準はここのところ不評である。
ヨーロッパの所属クラブでほとんど出場機会の無い本田圭介や宇佐美貴史を招集し、Jリーグで活躍している選手は試そうともしていないかの様にファンからは見えている様だ。
スタメン選びも流動性にかけ、新しい発見がほとんどない。
これがサッカーファン全体のハリルJAPANに対してのイメージとなっている様だな。
山村は代表に「正直らない」という真意は、おそらくこうした閉塞感の中からも出てきた言葉であるのかも知れぬ。
「いくら山村和也が素晴らしいパフォーマンスを見せたとしても、ハリルホジッチは日本代表に選んではくれないであろう。」
こうした、半ば日本代表に対しての失望感の様な気がしてならない。
【山村和也】嫁は女優・三村恭代(みむらたかよ)
これまで厳しいサッカー人生を歩んできた山村和也であるが、実は学生時代に結婚をしている。
相手は女優でもある三村恭代。
4歳上の姉さん女房だ。
まだ学生だった山村は、年代別日本代表の勝利給などをコツコツと貯めダイヤの指輪をプロポーズで差し出したというエピソードもある。
結婚当初、「彼女と付き合うようになって全てがいいようになった」と山村はコメントをしている。
やはり、スポーツ選手に内助の功は欠かせないのであるな。
そして、今現在の山村の覚醒を誰よりも喜んでいるのは他でもないこの姉さん女房である事は間違いないであろう。
【山村和也】今後の活躍に注目だ!
覚醒したトップ下山村和也の戦いはまだ始まったばかりである。
2017シーズンも半分を過ぎ、依然セレッソ大阪は優勝争いをリードしている、
新しいタイプのトップ下として更なる活躍を見せ、見る者たちを今以上に楽しませて欲しいものであるな。
私も引き続き注目して参ろう!